【ASSIST監修:経済界の偉人×若手起業家vol.2】リスクがあるから楽しい。偉人に学ぶ人生で大切にすべきこと


都内、閑静な住宅街にそびえ立つタワーマンションの一室。
外の空気の冷たさを反映するかのように静まり返った談話室にて、体が火照りそうなほどの熱い議論が行われていた。

前回の辻元英一相談役に続き、今回はASSISTスーパーバイザー森山宣雄相談役と若手起業家の篠田惇の対談。

2人が語る「これからの生き方」は、私たちの心をどのように動かしてくれるのだろうか。

【対談】経済界の偉人「森山宣雄相談役」×若手起業家「篠田 惇」

森山宣雄

大手金融機関に入社、米国大学院に派遣留学され、欧州、アジア各国に15年間駐在。 国際金融業務に従事。 その後、ベンチャーキャピタル役員、国際機関顧問に歴任。 現在国内外の幅広い人脈を活かし大手人材会社特別顧問、福祉関係一般社団法人会長、経営団体委員として活躍中。

篠田 惇

早稲田大学中退。株式会社アリエス代表取締役。個人投資家としても活躍。
長期的な社会的目標としてはエンジェル投資家のプラットフォームを組成。 長期的な個人的目標としては宇宙で旅をする事を計画中。短期的な社会的目標は20代で勢いのある実業家たちを集めた プラットフォーム組成を企画中。

AIで働き方が変わる時代、人が取るべき行動とは?

まず2人が語り出したのは今後の日本について。
まさに日本の最先端を肌で感じてきた森山先生と、未来を作っていく篠田さんはどのように今後を捉えているのでしょうか。

篠田:今後は世界的にAIが発達して、想像つかないことが実現できたり、逆になくなる仕事が出てきたりもしますよね。森山先生から見て、このような流れはどう見えますか?

森山相談役:先日大手の銀行が10年かけて大量に人を解雇するというニュースもありましたが、予想以上に早いスピードで人の働き方は変化していくでしょう。
しかし、AIがどんなに発達してもAIに代わりができないことがあります。
それが「人脈」と「交渉力」です。人の感情まではAIは代理できません。
最後に大切になってくるのはコミュニケーション力なのです。

篠田:確かにそうですね。先生は経団連のトップの方々とお付き合いされたりする一方で、年が50近く離れた僕とこうしてお話をして下さったりもします。
その懐の広さとコミュニケーション力の高さは、先生の地位を築かれたひとつに相応しいですね。

いざとなった時に電話一本で話せるか?

森山相談役:篠田さんもどんなに年が離れていても、どんな地位の方とでも世間体のない話ができる。そこは今の若い人にない長所ですよね。僕も話していて楽しいです。
今までに多くの方々と一緒に働いてきましたが、実際に40~50際になったときに大事なのは、
電話一本で話せるかどうか。どうやって人と付き合っていくのかだと感じます。

篠田:「電話一本で話せる」は面白い例え方ですね。PCやスマホで簡単にコミュニケーションが取れる時代だからこそ、声のトーンで相手の様子を伺いながら話をするって、考えてみれば大切なスキルですよね。今は関係性が薄い人たちが多い気もします。その点先生は、小学校の時のお友達とお会いしたりと、本当にコミュニケーションの幅が広いなって、いつも驚いちゃうんです。

森山相談役;経団連の方々とお付き合いをしていて思うのが、やはりトップにいる人たちは人脈が豊富です。人脈って人との信頼関係で生まれますからね。人を紹介してもらうにも、人間関係の構築は必須で、そのために人格をさらけ出し、自己開示をする必要もあります。
面白い教えに「自分の直属の人に手柄をあげるくらいのことをして、周りを引き上げる」というものがあるんですがまさに、周りが求めていることに対して、自分がどう行動できるかが大事なんです。

未来を担う世代が今後に必要なこと

「今どきの若い子は」と聞くと、いつもネガティブなことを想像してしまいます。
生きてきた時代が違うのに、私たちだって考えずして生きているわけではないのに、と反論したくなる自分がいるのです。

しかし森山相談役が語る「今どきの若い子」には温かい愛情を感じました。

篠田:先生から見た今の若い世代は、どのように映りますか?変化していくこの日本で、私たちが超えていくべき壁ってなんなのでしょうか?

森山相談役;確かに働き方も人の考え方も大きく変わっていくでしょう。柔軟に、自分が頑張ることができるステージを探すことが大切になってきます。
私はずっと海外を回って仕事をしていましたが、やはり日本が一番ですね。人も環境も素晴らしい場所です。だからこそ可能性を広げるために、海外に行って勉強してほしいと思います。

篠田:確かに今の同世代は内向的で、留学も多くない印象です。こんなに世界は広くて楽しいのにもったいないですよね。

森山相談役;ハラスメントなども今は大きく取り上げられますが、大げさすぎなところもあります。ビンタされたくらいで負ける男にならないで欲しい。コンプライアンスが厳しくてトラブルを起こすのが面倒だから、みんな行動しなくなるんです。人生は多少のリスクを取らないと楽しくないじゃないですか。
自分さえ信じていればチャンスは必ずあるから希望を失わないで、強くなってほしいですね。

人間は生まれたからには努力をするべき

努力嫌い、頑張りが足りない若者世代と言われている中、嫌味なくスッと心に入ってくるような言葉の数々。
しかし世代も生き方も違う2人ですが、会話の中にはある共通点がありました。
人としての在り方を模索していく途中の私たちは、何を目指してしていけばいいのでしょうか?

篠田:ぼくは成功の定義って「心底笑える人生を送っているかどうか」だと思うんです。ものやお金すべてのものを手に入れても、楽しくなかったら意味がないですよね。

森山相談役:人生は楽しくないと意味がないんです。だからこそ、人として生まれたからには楽しむために努力をするべきです。人は孤独では生きていけないので、常に他人と向き合う必要があるんですよ。
先ほど出てきたハラスメントのように、コンプライアンスに厳しく束縛されて、会話すら起きにくい状況になっています。
ちょっと尖っていたり能力のある人が、管理され埋もれてしまう世の中、多様性をどうやって容認していくかは大きな課題ですね。日本は資本主義なのに社会主義的なとこがあります。だから自由が少ないんです。優秀な人は日本にいると儲けられないから、みんな海外に出て行ってしまいます。
政治だって、若者の意欲を掻き立てるように動かないといけないんですよ。

時代を牽引するものたちを突き動かしてきたものとは?

篠田:先生の熱量はいつも本当にすごくて、きっと世界を回ってお仕事されていた時代もかっこよかったのではないかと思います。
そんな先生を突き動かすものってなんだったのでしょうか?

森山相談役:人間は傷ついて学ぶものがあります。ドロドロとした人間関係も仕事も、負けることだって山ほどありました。
でもいかに自分と向き合って楽しめたかで、人生の厚みは変わってきます。眠ってないで、逃げないで、いつまでも欲を追ってほしいですね。
自分もいつまでも好奇心を持っていたいと思います。

篠田:先生の若さは、きっとこの好奇心は大きく関係しているのでしょうね。好奇心があるから向上心が湧いてエネルギーになるのでしょう。
私たちも好奇心は一生大事にしていきたいです。先生、今日はありがとうございました。

あとがき

「学生時代のアルバイトの給料で、はじめて飛行機に乗って、はじめて海外旅行に行ったんだよ。その時みた日本の赤々とした光に感動してね。」

世界を回って仕事をし、今の日本を作り上げてきた先生だからこそ
言葉ひとつひとつに重みがあり、人としての深さを感じました。

IT化が進む境地にいる今こそ、私たちは自己と向き合い、外へ出て、人と向き合っていく必要があるのでしょう。

今でこそタブー視されていることも、乗り越えてきたこそ思う理由がある。
「人生は楽しい」そう言い続けられる大人になりたいですね。

   

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森山宣雄

大手金融機関に入社、米国大学院に派遣留学され、欧州、アジア各国に15年間駐在。 国際金融業務に従事。 その後、ベンチャーキャピタル役員、国際機関顧問に歴任。 現在国内外の幅広い人脈を活かし大手人材会社特別顧問、福祉関係一般社団法人会長、経営団体委員として活躍中。