日本はオーラルケアの後進国。かとうかずこ先生が語る日本の歯科の未来


「日本はオーラルケアの後進国」

この言葉を聞いて、どれだけの方が不思議だと思うでしょうか?
医療は最先端技術国、平均寿命だって世界でトップクラスと言われている日本。
しかし今一度、この記事を読んで自分の歯に注目をしてほしいのです。もしかしたらあなたの体調不良は、口の中が原因かもしれません。

今回は新橋駅から徒歩3分に位置する「かとうかずこデンタルオフィス」の加藤和子先生にお話をお伺いしました。

かとうかずこ先生

 

 

 

「日本はオーラルケアの後進国」北欧と比較した日本の歯科医療

歯医者さんというと「怖い」「値段が高い」「時間がかかる」といったネガティブなイメージが先行します。
多くの方が虫歯になったと思ったら近くの歯医者で治療をしてもらい、また痛くなったら通うということをしているのではないのでしょうか。

かとう先生:
実は日本はオーラルケアの後進国なんです。日本は口の中の環境が良くない人はたくさんいるのに、治療も知識も追いついていません。
例えば北欧の歯科教育は、小中学校などの公共の施設には歯科衛生士が常勤しています。もちろん治療台もあって、簡単な虫歯の治療ができるのです。歯磨きの指導も行き届いているので虫歯になる人が非常に少ないのですよ。

ASSIST編集長:
国レベルで歯のメンテナンスに投資しているということは、それだけ歯が重要であるということを知っているということでしょうか。

かとう先生:
海外の著名人に歯並びが悪い人を見たことないですよね。それだけ歯が重要だということを世界中が知っているのです。

虫歯や歯周病の原因は「口の中の環境」

ASSIST編集長:
虫歯や歯周病になる原因は、歯磨きが足りないからだけでないと聞いたことがあるのですが、それも先生が仰った「口の中の環境」によるものなのですか?

かとう先生:
例えばアフリカの原住民は歯並びも歯の色もすごく綺麗なのです。もちろん歯ブラシも歯磨き粉も使っていません。その土地で取れたものしか食べていないければ、もともと綺麗な口の中を保つことができるのです。
日本人のように加工食品ばかり食べている人ほど歯並びも悪く、虫歯や歯周病さらには全身疾患になってしまいます。

ASSIST編集長:
その地域にあるものを食べることが健康な歯でいるために必要なのですね。同じように歯磨きをしていても虫歯になる人とそうでない人の差があるのは、食が関係している可能性が大きいのですね。

かとう先生:
できれば半径100km前後の土地の食事を食べることが好ましいです。
日本人であれば日本産のものを食べるのが一番健康に良いです。安い品物や添加物が入っているものできるだけは避ける、もちろん農薬はなるべく使われていないものを選んでほしいですね。

口の中には体や生活の状態がすべて現れる

長年歯の治療に携わってこられた先生ですが、これまでの診察で印象的な出来事を話して下さいました。

かとう先生:
かなり前の話ですが、80歳過ぎの患者さんが来院されたのですね。歯磨きをほとんどされないと仰っていたので、僭越ながら虫歯や歯周病がひどい方なのだろうと思っていました。ですがその方は、虫歯も歯周病もなかったのです。
話を聞くと、その方の食事は三食すべて手作り。外食せずに人と楽しく、毎日人とご飯を食べることが楽しいと仰っていました。昔ながらの手法でお赤飯、ひじきの煮物は絶品でしたね。

ASSIST編集長:
すごいですね。体は口から入るもので作られているという、素敵な例ですね。

かとう先生:
誰もが虫菌を作る菌も歯周病の菌も持っているのですが、病気になるかどうかはその人の生活パターンが大きく関わっています。もちろん食事だけでなく、心の状態もそうです。うつの患者さんは口の中に問題がある方は多いですね。歯周病の患者さんは、例えば糖尿病や脳梗塞、心筋梗塞などの全身疾患のリスクもかなり高いです。

デンタルオフィスにて

一般的な歯の治療での限界

みなさんがこれまでに受けてきた歯の治療はどのようなものでしょうか?

虫歯があれば削ってつめたり、被せたり、歯並びが悪ければ矯正など。今まで受けてきた治療に疑問を持つ人の方が少ない印象です。

かとう先生:
実は、歯医者さんで行う保険での治療時間は30分前後で終わることが多いのです。そのため時間内にできることはかなり限られてしまいます。

ASSIST編集長:
それは意外でした。確かに虫歯の治療はいつも一回につき一本で、なんで一気にしてくれないんだろうって思っていたんです。

かとう先生:
本当にきちんとチェックをしていくと1~2時間はかかりますよ。保険治療では時間がないので、チェックして見つかったことを説明してもらい、どのような理由でどういった手順で治療するのかを知る機会がなくなっているのです。
例え歯の治療をその場で行ったとしても、歯の磨き方や口の中の環境、生活習慣、自身の性格などを改めないと、いつも虫歯や歯周病に悩まされてしまいます。
なぜ虫歯になるのか?なぜ歯周病になったのか?を解決していかないと、健康な歯ではいられないのです。

ASSIST編集長:
歯に対するイメージがかなり変わってきました。具体的に私たちはどのように歯医者さんと関係を築いていけばよいのでしょうか?

かとう先生:
掛かり付けの歯医者さんに行き、歯や舌、顎、口周りのチェックをしてもらいましょう。また歯の磨き方や噛み合わせなど口の中の環境をしっかり見直していくことです。
そうしていれば虫歯になっても削らなくてもいい歯があったり、歯周病も回復したりします。せめて2ヶ月に一度は歯医者さんとコミュニケーションをとっていきたいですね。

20代に伝えたい、これからの歯の健康観

最後に、20代に向けて先生からのメッセージを頂きました。

かとう先生:
まずは自分の口の中の状態を知りましょう。歯周病は20代でも昔より確実に増加しています。矯正後の噛み合わせの変化で体のバランスが崩れ、虫歯や歯周病になってしまうというのはよくあります。
口のケアをしっかりしていないと食べ物すら美味しく食べれなくなってしまいます。姿勢も悪くなり足腰に支障をきたし、精神的に落ち込んで仕事のやりがいも損ねてしまうこともあるのです。
病気になってからでは遅いです。治す努力よりも今の気づきが大切です。自分は健康だと過信しないで、プロの目を借りて下さいね。

かとう先生、ありがとうございました!

実際に治療して頂きました。

かとうかずこデンタルオフィス

http://www.dentkato.com/index.html
東京都港区新橋1-18-19大塚ビル2F 新橋駅徒歩3分
TEL・FAX 03-3502-5952

   

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ABOUTこの記事をかいた人

aika

ASSIST編集長。早稲田大学商学部卒、競技エアロビックはじめダンス歴17年の経験を生かし4~90歳の運動指導に従事。女性のためのヘルシービューティをプロデュース。 2014年インターナショナルエアロビックチャンピオンシップ日本代表。 2015年学生エアロビック選手権優勝。 フィットネスウエアブランド「CLAP」ライダー。 複数のウェブメディアを立ち上げ13億円のメディア売却事業にも携わる。