描いたものはすべて実現できる。小石恵一郎の「勝ちグセ」【前編】


勉強ができてスポーツもできる。顔も整っていて性格良く、人望も厚い…
学校に1人はいたであろう、みんなのヒーローのような存在。
その姿には、誰だって一度は嫉妬を覚えたことがあるだろう。

仮に彼らを成功者と定義するならば、そこには彼らが持っている成功哲学がある。

「勝ちグセ」

今回は自身の最強の成功哲学で数々のタイトルを手にしてきた、小石恵一郎という人間に迫ってみた。

小石恵一郎とは

小石恵一郎(27)

1990年5月1日生まれ。

ミスタージャパン埼玉代表。北里大学獣医学部卒業、現在は株式会社アリエス専務取締役を務める。
学生時代、キックボクシング東北Aリーグトーナメント2階級制覇を達成し、同時期にインストラクターとしてSAJスノーボード検定1級取得。
プロレス団体の代表として1000人規模のイベントを主催、わんこそば全国3位の記録も持つ。ボクシング部・水泳部・アウトドア部・スキューバダイビング部・自動車部・バスケットボール部など様々な部活動にも打ち込んだ。

まるで異種格闘技戦で無双してきたような、稀に見る経歴の持ち主。
幅広いジャンルで勝ち続けてきた彼のフィロソフィーには、どんな秘密が隠されているのか。

偶然が呼び込んだチャンス

小石氏の取材をしていく際、様々な経歴の中どの部分を切り取るべきか悩んだ。どこを切り取っても、濃いストーリーが隠されているに違いない。
その中で学生時代の同時期に得たキックボクシングとスノーボードの経歴は、彼の器用さとバイタリティを存分に感じられるような気がした。

「大学の先輩に、ボクシング愛好会を作りたいから名前書いてと言われて、言われるがままにサインをしました。だって、先輩のいうことは絶対ですから!笑」

と小石氏は語る。

いくつかのスポーツには打ち込んできたもののキックボクシングは未知の世界。
ただ名前を貸したつもりだったが、すぐさま大会の誘いが来たと言う。大会の誘いが来た時の心境を聞いてみたところ、

「えええええ、まじか。これが本音です笑。」

大会まではたったの2週間、ボクシングのグローブすらはめたことのないところからのスタートだったという。

「今思えば、安易すぎる選択でしたね!勇敢と無謀は違うと言いますが、実際は断れなかったんです、先輩って怖いじゃないですか!笑 あと断る理由もなかったので。」

と小石氏は楽しそうに話しを進める。

勝ちグセのある小石氏なので、なにかすごい戦略が隠されているのかと思いきや、小石氏がしたことは誰もが思いつくような「イメージトレーニンング」であった。
シンプルすぎて驚いたので理由を聞いてみると、実際の答えもとてもシンプルすぎた。

ボクシング部創立時の写真

【小石流】イメージトレーニング

「はじめの一歩の鷹村守って知ってますか?ボクシング漫画のキャラなんですけど、最強なんですよね!一番強い。あいつになりきったら
誰にも負けない!そう思って、はじめの一歩で一番燃えたのワンシーンを常に頭の中でイメージしていました笑。自分のセルフイメージがマイナスだと良いパフォーマンスはできません、なので何事も気持ちから入ることが多かったです。だいたいのことは気持ちでどうにかなります。」

と小石氏は語る。

「自分のことを鷹村守と思い込み、一週間後くらいに試合の対戦相手が発表されたんです。耳を疑いました、対戦相手がK-1で有名な小比類巻貴之の弟子だったんです。殺されるかと思いました。誰でもわかります、これぞ、負け戦さです笑。
でも、勝つことだけを考えました。あえて余計なことはしなかったですね、基礎だけは練習しましたけど。
基礎が一番大切であることは今までの人生経験で多方面から学んでいたので、不安はありましたが不思議と迷いはありませんでしたね。」

冗談混じりに 当時のことを臨場感たっぷりに話してくれる小石氏。やらなきゃ殺されると思う恐怖から、彼の闘争心に火がついた。

「大会当日、めちゃめちゃ怖かった、ほんとうに。闘わなければ生き残れない、そう思ってグローブをはめた瞬間、スッと緊張が溶けたんですよね。理由はよくわかりません。今思うとこれはセンスかもしれないです笑」

勝ちグセの「戦略」

スポーツの世界で初心者が経験者に勝つシーンは希にない。ましてキックボクシングの世界では、その確率は尚更ありえない自体であろう。

小石氏の戦法はどうのようなものなのか。

「相手より先にパンチをあてる。それだけです。だって簡単じゃないですか、相手より先にパンチをあてれば勝てるんですから。なので、ゴングの鐘と共に飛び込み右と思わせ、思いっきり左を打んだら狙い通りでした。実は、左利きで、相手に悟られないように隠してたんです。有り難いことに相手はダウン、ただただ必死に逃げました笑。
ふいうち、ビギナーズラックでなんと判定勝ちです。」

まさに彗星のごとく現れ、衝撃のデビュー。なんとその試合を見ていた小比類巻さんに声をかけられ、小比類巻さんの道場に通うことになったのだ。

小比類巻さんと初めてお会いした写真

セルフイメージを高め、試合への挑戦

小比類巻さんからの推薦で小石氏は東北Aリーグトーナメントに出場することになった。キックボクシングのアマチュア大会では大きな試合だ。

「試合はやはり恐怖ですよ。でも、やらなきゃやられるのでやるしかないんです。そんな時は【大丈夫だ!お前を信じなくていい、お前を信じる俺を信じろ!】という自分の大好きな言葉を小比類巻さんに言われたと思い込んで、モチベーションを高めてました。思い込み大切です笑。」

極限まで高めた勝つセルフイメージに、絶大的に味方となる言葉。
感覚を研ぎ澄ませ、極限までセルフイメージを高めた小石氏は、試合に勝ち進み、なんと決勝まで進んだ。

【後編】へつづく。)

   

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