無駄なことは何も無い。「計画された偶然」で掴んだ世界最大級フェスEDC Japan の未来【前編】


今回は、昨年、ULTRA Music Festival、Tomorrowlandと並び、世界三大EDMフェスの一角、EDCを日本に誘致した張本人。共同主催者であるGMOカルチャーインキュベーション株式会社、代表取締役社長の吉山勇樹さんの登場です。

GMO本社の会議室、颯爽と現れた吉山さんに、EDCと吉山さんの物語と想いをうかがいました。

EDCとは?

皆さんは、EDCをご存知でしょうか?

Electric Daisy Carnival(エレクトリック・デイジー・カーニバル、通称: EDC)は、1997年にLA(ロサンゼルス)にてスタートした、EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)の祭典です。

ここで言うEDMとは広義のEDMで狭義のEDMつまりBig room を示しているわけではありません。
ジャンルの枠にこだわるのではなく、良いものは良いというリスペクトの精神が海外ほど強く感じますし、それを日本でも再現したいと心から思います。

2010年からラスベガスに舞台が移り、現在では世界中からEDMファンが集う世界的な巨大ダンスイベントになっているEDC。アメリカのラスベガス、ニューヨーク、オーランドの3都市、プエルトリコ、メキシコ、ブラジル、インド、そして日本にまで規模を拡大しています。
2018年からは中国開催も決定しました。

EDCの特徴として“PLUR”の精神があることが挙げられます。
PLURとは、Peace(平和)、Love(愛)、Unity(団結)、Respect(尊敬)という4つの要素をまとめたものであり、昨年いらして頂いた方は分かると思いますが、音楽だけではなく、会場中に存在する本場ラスベガスから来場した数百人のパフォーマー集団との交流や数々のアクティビティで楽しめる世界感、さらにはKANDI(腕輪)の交換の習慣などを幅広く訴求した、世界中から愛されるフェスである理由でもあります。

Photo Credit by INSOMNIAC HOLDINGS, LLC

EDC Japanの成功と道のり。

GMOと言えば、インターネット界の雄であり、なぜ、そのGMOがフェスを?と疑問を持つ方も多いかと思います。

その当時、GMOがEDC Japanを主催するというニュースは業界内外で大きな話題になりました。その理由を吉山さんはこう話します。

「GMOカルチャーインキュベーションは、2015年のアーティストマネジメントから始まりました。その背景にあるのは、若い世代のユースカルチャーの支援。GMOとしての新たなるブランディング、インターネット領域におさまらない、新たなカルチャー創造に挑戦をする為です。そんな中、EDCの話が舞い込んできました。当時は上陸させる事自体がミラクルと言われました」

ここから、EDC日本上陸に向けての奮闘が始まります。
スピードを重視し、すぐにEDC本国である米国へ、何度も交渉へ。

様々な困難を乗り越え、満を持して2017年にEDC Japanが開催されます。
2日間で8万4000人、40ヶ国からの来場。

会場のZOZOマリンスタジアムは沢山ヘッドライナー(*本来の音楽フェスでは、メインのアーティストの事を指しますが、EDCでは参加者の事をメインと考え、こう呼びます)で埋め尽くされ、まさに光と音のカーニバルが開催されたのです。

Photo Credit by INSOMNIAC HOLDINGS, LLC

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その当時を振り返り、吉山さんはこう話します。

「やはり一番こだわったのは、その世界観。非日常の世界がそこにはあって、様々なアトラクションや、パフォーマー、エレクトリックカーニバル、作り込まれた超巨大なメインステージがヘッドライナーを楽しませます。音楽だけではなく、その異空間を体験する、最高のユーザーエクスペリエンスがそこにはあります。一年寝かせたからこそ、世界観作りには妥協はしなかった。そして、これからはEDM=エレクトリック・ダンス・ミュージックの解釈をより広く、DJだけでなくとも、良いものはよく、ジャンルで切らず、多様性を受け入れていく文化を醸成したい。フェス同士もお互いをリスペクトして高め合いたい」

満を持して開催をしたEDC Japanの初開催は大成功のうち幕を閉じ、さらに今後への意欲を力強く語る。今年もさらにパワーアップをして開催するために、着々と準備が進んでいます。

後編へ続く)

吉山 勇樹 プロフィール

GMO Culture Incubation株式会社代表取締役 / 株式会社ハイブリッドコンサルティング代表取締役CEO

大学時代にはベンチャー企業の創業・運営に参画。その後事業譲渡。
一方高校時代からプロDJの顔を持ち、そのキャリアは20年を超え世界12か国でのPlay実績を持つ。
大学卒業後は大手通信事業会社にて新規事業開発をメインで担当。各種プロジェクトマネジャーとして活躍。
その後教育人材コンサルティング会社の取締役を歴任し、独立。
年間200日を超える企業・団体での働き方改革・組織活性・業務改善のほか、Webマーケティングやアプリ開発事業、産官学連携でのプロジェクトを手掛けるなど幅広い活動を展開中。
15万部突破の「残業ゼロ!仕事が3倍速くなるダンドリ仕事術」をはじめ、ベストセラーをリリース。累計90万部超。
2014年11月からはGMOインターネットグループがカルチャー支援事業を中心に取り組むべく立ち上げたGMOカルチャーインキュベーション株式会社の代表取締役にも就任。EDC(Electric Daisy Carnival)の日本誘致の責任者として手腕を振るう。シャンパーニュの普及・啓蒙にも勤しみ、2012年にフランス・シャンパーニュ騎士団(Ordre Des Coteaux De Champagne)シュヴァリエ、2016年にはオフィシエに昇格叙任を果たした。

EDC Japan 2018

日程:2018年5月12日(土)・13日(日)の2日間
場所:ZOZOマリンスタジアム&幕張海浜公園EDC特設会場
時間:12時開場、12時開演予定

 

詳しくはオフィシャルサイトを
http://japan.electricdaisycarnival.com/

INSOMNIAC HOLDINGS, LLC
GMO Culture Incubation 株式会社
株式会社クリエイティブマンプロダクション
LIVE NATION JAPAN 合同会社
後援:外務省/観光庁/千葉市

   

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ABOUTこの記事をかいた人

伊藤洋輔

株式会社ファミリア・エンタテインメント 代表取締役 1998年3月 群馬県立渋川高校 普通科卒。 2002年3月 立教大学、経済学部・経営学科卒。 2002年4月 新卒にて株式会社日本経済広告社(ADEX)に入社。 11年間営業を経験。1年間、朝日新聞社担当。 営業2年次、DREAM GATE(経済産業省プロジェクト)初代プロモーター、企画担当。 http://www.dreamgate.gr.jp/ 2014年4月4日 株式会社ファミリア・エンタテインメント 設立 独立後はプロポーズの瞬間を動画で残せるYES CAM®、フランス生まれのファッションサングラスnunettes、水かけ祭りWATERWARSなどのプロデュース、プロモーションを担当。 一般社団法人 日本プロポーズ協会 会長 《メディア取材》 NHK「おはよう日本」 日テレ「NEWS ZERO」「なら婚」 「情報ライブ ミヤネ屋」「news every.」 読売テレビ「あさパラ!」 TBS「Nスタ」「がっちりマンデー!!」 フジテレビ「ノンストップ!NONSTOP!」 「めざましテレビ」 テレビ朝日「お願い!ランキング」 テレビ東京「アド街ック天国」 日経MJ、日経トレンディ、AERA、他多数